文系大学院受験を決めたらはじめにすること〜面談編〜
こんにちは。
現在博士課程に在籍しているまるです。
修士の入試を受けたのはもうずいぶん前になりますが、かつてを思い出しながら情報発信をしていきたいと思います。
さて本日のテーマは、教授との面談です。
外部大学院の受験を決めたらまず何をするか。
まず一番にすべきことは、説明会に足を運ぶことです。
入試の概要は説明会に行かなくても大体把握できますが、説明会は未来の指導教官や研究室の雰囲気を知るチャンスになります。
日程があえば必ず参加するようにしましょう。
もし参加できなかった場合や、参加したのに指導教官にあいさつするチャンスがなかった場合、受験前に一度面談をする必要があります。
指導教官のメールアドレスをネット上で探し、まずは面談のアポを取ってください。
というわけで、必ず受験前には指導教官と対面する機会があります。
多くの人は、ここでどのように振る舞うべきなのか悩むことでしょう。
先に言っておくと、大学教員は多種多様であり振る舞いに正解はありません。
一番良いのは、あなたの研究とあなたの人柄を知ってもらうことです。
とはいっても「よし、ありのままの自分で挑もう!」と思える人はそもそもこのブログを読んでいないでしょう。
というわけで、私が思う面談での振る舞い方について以下で解説していきます。
あまり優秀さはアピールしない方がいい
おそらく多くの人は、面談で教授と同レベルの知識でもって議論を繰り広げ、対等に渡り合える人材にならなければと考えているのではないでしょうか。
もちろんこういった振る舞いが絶対にNGというわけではありませんし、こういった人材を好む教授もいます。
しかし個人的には、こういう振る舞いをすることはややリスキーだと考えています。
なぜなら、学部生の知識や議論はそもそも稚拙であることの方が多いからです。
ほとんどの学部生はすごくない
このように書くことをどうか許していただきたい。
これは決して学部生を馬鹿にしているわけではないのです。
自分はもちろん、いまや優秀な研究者となった同期、後輩のことを考えても、今思うと入学したばかりの頃はまだまだ未熟でした。
だから無理して背伸びする必要はありません。
もちろん面談までにきちんと基本的な勉強をしておく必要はありますが、あとは自分の研究について今できていることとこれからやろうと考えていることを伝えれば良いのです。
議論は院に入ってからたくさんできます。
面談では議論よりも、教授の質問にきちんと答えること、アドバイスを素直に聞くことのほうが大事です。
学部生の頃は、自分では議論をしたつもりでいても、単に相手の意見やある学説を根拠なく否定しているだけの場合が少なくありません。
そのような稚拙な議論を繰り広げると、教授によってはよくない印象を与えてしまいます。
いわゆる優秀な研究者像を捨てて、ありのままの状態で面談に挑みましょう。
考えておくこと
面接の際に聞かれるであろうことは非常にシンプルです。
①現在までの研究状況
②今後どのような研究がしたいか
この二つを明確にしておけば大丈夫。
長々と話さず、完結にまとめましょう。
以上、大学院入試のための面談の心得でした。
皆様の面談がうまくいくことを願っています。