文系大学院研究計画書の書き方
こんにちは。
現在博士課程に在籍しているまるです。
前回は大学院受験の前に行う教授との面談についての記事を書きましたが、今回は願書提出時に必要な研究計画書の書き方についてお伝えしていこうと思います。
基本的な研究計画書は
1.研究の背景
2.先行研究との違い
3.研究の目的
4.研究手法
5.具体的な研究内容
6.得られるインパクト
と進んでいきます。
これらの順番は多少前後してもOKです。
それではこれらの項目で具体的にどんなことを書けば良いのかを見ていきましょう。
1.研究の背景
まずはその研究をしようと思ったきっかけや、その研究を巡る状況、その研究を行う上での基本的な情報について整理します。
とはいっても、個人的な思いを書くわけではありません。
例えば一人の哲学者を取り上げるならその哲学者についての基本的な情報について、日本におけるいじめについての研究を行うなら、いじめを巡る日本の状況について書いていきます。
2.先行研究との違い
次に、先行研究と自分の研究の違いについて書いていきます。
ここは自分の研究の独自性をアピールする上でも、今まできちんと勉強してきましたよということをアピールする上でも重要なポイントです。
これまで〇〇のような研究がされていたけれども、自分はこれまで注目されてこなかった△△について研究します、ということが書ければOKです。
先行研究がまったくない分野の場合は、例えばヨーロッパでは〇〇について1980年代から研究が進められてきたが、日本では〇〇についての研究は行われていない、などと書けば良いです。
いずれの場合も、具体的な研究者の名前を2〜3人挙げてきちんと勉強してきましたよ、ということをアピールしましょう。
3.研究の目的
ここは簡潔に、〇〇の△△について明らかにすることを目的とする、と書けばOK。
4.研究手法
これは少し難しいですが、どのような方法で研究を進めていく予定なのかがきちんと書けるとかなり印象が良くなります。
例えば〇〇によって提唱された△△解析を分析に用いる、など具体的に方法論が決まっていれば、積極的に書いていきましょう。
5.具体的な研究内容
ここには実際にどのような手順で、どのような内容の研究を進めるのかを書いていきます。
6.得られるインパクト
最後に、これを研究することで〇〇が明らかになる、△△についての新たな視点が得られるなど、自身の研究が何に寄与するのかを書いていきましょう。
研究計画書はだらだらと目的もなく書いてはいけません。
上のフォーマットを参考にしつつ、順序立てて論を展開していきましょう。
ここまで研究計画書の書き方について解説してきましたが、実際に書いてみたけど誰かに添削して欲しい、これを読んでも書き方がイマイチわからない、という方はココナラで添削を依頼してみませんか?
低価格高品質をモットーにサービスを提案しています。
気になった方は下記URLからぜひご依頼下さい。